Canonのドキュメントスキャナ
Canon imageFORMULA DR-M160
使ってみる機会があった。
性能は良いのか?
とても興味があったのだ。
後日:使えない機器であることが判明した・・・。
DR-M160 の評価をしてみる。
私は現在FUJITSUのS1500を2台体制で自炊をしている。にもかかわらず、なぜこのマシンを使う検討をするかというと、あらたに20年ぐらい前に埋蔵した本が段ボール箱で10箱分も発掘(?)されてしまったのだ。これだけの本を見て、「自炊作業が永遠におわらないかも・・・・」と思うに至った。そこでより高性能なスキャナはどんなものか検討することにしたのだ。
カタログスペックで良いと思われた性能は
解像度にもよるが300dpiで40枚(両面だと80面)/分の性能。これはFUJITSUのS1500のちょうど2倍の性能。
紙送りの性能が良さそう。
の2点。
私の使い方は300dpiの両面カラーでスキャニングするのがほとんど全て。個人的な意見ではあるが、200dpiと300dpiの違いは大きい。300dpi以上になると拡大しないと違いがわからない。と思ってる。画像重視の場合は600dpiで取り込むこともある。
で、使ってみた。
●最初の感想。
設定方法がよくわからん。DR-M160は動かす前に電源を入れて、PC上にソフトを立ち上げる必要がある。(良く考えればこれがあたりまえだが) S1500は常駐ソフトが起動して自動的にソフトが起動する。
●読み取り速度
A4ほとんどフルサイズのページ数650ページ(325枚)の本を投入する。
は、速い・・・。 これはすごい。紙の誤送りもない。(これは紙質良いのを入れたからな。)と思っていたら20枚近く読み込んでから急に紙送りの速度が遅くなる。何が起きた? と思っても原因は不明。おそらくデータ転送速度がボトルネックになりPC側に取り込まれないためバッファがいっぱいになり読み込み速度が遅くなったのだと思われる。
読み取り速度が遅くなるくらいなら、S1500で十分でしょ。なんじゃこりゃ。
その後設定を200dpiにして読み込みをすると転送データ量がすくないためか、最後まで読み込み速度が遅くなることはなかった。この機器は200dpiで使うには良いのだろう。
また紙送りが遅くなるだけならまだしも、スキャナ側で取り込みが終了したので紙を追加しスキャンボタンを押してもデータ転送中はスキャンが始まらない。とても使いにくい仕様である。遅いなら遅いなりにスキャンを継続してほしいのである。
スキャン終了後にファイル保存するのにやたら時間がかかる。何をしてるのだ?
●紙送り精度について。
これはまだ何とも言えないが、2枚くっついていたページを読み込んだら、かなり強引にとりこまれてしまった。途中で止まってくれればいいのに、シュレッダーのように強引に吸い込むのを見て、「やめてくれぇぇ」の心境であった。S1500はもともと紙送り速度が遅いせいもあるけどさほどの恐怖はない。 とはいえ、紙を分離して送る性能はS1500よりずーっと良い。それは間違いない。
本の自炊の場合 ページが重なっているだけでなく糊がついてページがくっついていることのほうが圧倒的に多い。そのようなときには吸い込まれないのが最も正しい機能であり、DR-M160はとにかく速いのでその分被害もでかくなるのである。
紙送り精度に不満がでた。
速度が速いからかおかしいのかもしれないが、ごくごく稀に縦につぶれたような画像がでる。それも微妙なのだ。ホントに少しだけでる。最初は印刷がへんだったのかと思ったが、そうではない。はぁ・・・・。こんなのありか?
●取り込んだ絵の画質。
S1500のほうが私の好みである。色も線の太さも。DR-M160だとまず色調が変。青が緑がかったりする。 これは調整できるようだが、こんなの膨大な本を前に一々調整する暇なんかないだろ。キャリブレーションされたディスプレイでみればまた違うのかもしれないけどね。
スキャンした文字の線が太くなる。コピー機で濃淡を濃くしたような感じの画質。これも調整できるのだろうか?まだやってないができるものなら薄めにしたい。濃くにじんだようになるのは好きでない。
良い点が一つある。裏面の写りが少ない。そのような設定ができる。S1500よりも透けた裏側の影響が少ないようだ。しかしこの機能を使うとスキャン速度は遅くなるようである。
あくまで推測だが、CISセンサーというのは被写界深度が浅いらしいのでピンぼけぎみになりやすいのかもしれない。だとしたら打つ手はないとおもわれる。
画質の悪さを補おうと後処理でAcrobatで何かしても良いのだが、たいていの場合さらにひどくなる。うまく使いこなすのに時間がかかるのは本末転倒なのだ。
●PCの要求性能
マニュアルにはCorei7 2.8GHz以上が十分に満足に動作する推奨条件となっていた。カタログなどにはCore2Duoぐらいしか書いてなかったと思うのだが・・・。
●テキスト情報生成(OCR?)
文字OCR機能もついているのだがこれがとても速い。S1500では取り込んだあとに別プログラムでテキスト情報を追加するのだが、本機のソフトでは取り込むと同時に行っているようだ。最後にファイルを保存する時点ではテキスト情報生成済みのPDFファイルができてる。これはすごいな。でも、そこまでする必要はないな。本をすぐ読むのが目的ではなく溜め込むのが目的だから。
追加情報。この付属ソフトのOCRは使えない。認識精度の問題ではない。PDFファイルとしてOCR後の選択部分の表示が汚いのだ。一文字ずつの認識となっているようで行まるごと選択すると文字ごとに範囲の違う選択結果が表示される。それはとても汚い。もっとも認識精度については評価してない。もしかするととても良いのかもしれないが、たとえそうでも使う気はしない。
DR-M160でスキャンしたPDFファイルをScanSnapOrgnizerというScansnap1500についている付属ソフトのOCR機能を使おうとしてもできないことが判明した。Scansnapでスキャンしたファイルではないと断られてしまうのだ。そこでAdobeAcrobatのOCR機能を使って再度OCR化することにした。
AdobeAcrobatでいちいち処理すると結構な時間がかかるのである。これをするくらいならScansnapのほうが楽だ。
●コスト
買うとなると、Amazonで130000円。S1500は40000円 この差はあるかなぁ。。
●総評
価格差と性能を考えるとこれを買うのは躊躇する。(後日:買ってはいけないと思う。に感想がかわる)
S1500の2台体制で十分。 S1500の画質に不満がなければ代える必要はない。
本機の紙送り精度だけは良いと感じる。
紙送り速度は300dpiだと遅くなるし。 画質も私の好みではない。さらには、付属ソフトの使いかってもS1500のほうが使いやすい。細かく設定しなくてもS1500のほうが気楽に使える感がある。
カタログなどでは丈夫にできてることを売りにしているけど。たいしてジョウブではない。値段にあった性能というだけである。
ほぼ同等性能のFUJITSUのfi-6140という機種がある。これにはScanSnapモードというのがあるらしい。これなら操作性に違和感なく移行できると思う。これも使ってみたいものである。
このような不満レポートでしたが、もう少し使う機会があるので、良い点が見つかったらまた記述します。
おしまぃ。