「知の衰退」からいかに脱出するか?
Decline of Collective Intelligence
そうだ! 僕はユニークな生き方をしよう!!
光文社
大前研一著
久しぶりに本を読む。
この本の帯に、「書店で手にするのは、やさしくて・すぐに役立ちそうな」本ばかりだ。
と書いてある。 うーん。そうだねぇ。
仕方ないけど、そうだねぇ。

私の知はすでに衰退しているのだろう・・・。
大前研一氏の本はおもしろいと感じることも多く、時々読む。
ひさしぶりに本屋で手にとってみたらおもしろそうだと思ったので買って読んだのだ。
おもしろくて、一晩で一気に読んでしまった。
最初のほうに、藤原政彦著の「国家の品格」について感想(?)が書いてあった。
要約すると、あの本のとおりだと、「スモールハッピネス」すら手にいれられないぞ。ということだ。
つまり経済が衰退して、三流国家に落ちると。読んでかなり笑えた。大前氏が真剣に論議するようなことじゃなかろうと思ったのだ。超一流のエコノミストがわざわざ言うようなことかね。。。(笑)
どちらかと言えば、大前研一氏の言葉のほうが私には身近に感じてしまう。
経済的に没落してしまえば、品格もなにもあったもんじゃなぃ。。。それだけのことだ。
大前氏は本書のなかで言う。論理的思考をせず、情緒に流されるのが日本人だと。
論理的に結論を導かず、情緒で決めると。。。
この部分は賛同しかねるのだ。人の情緒こそ、行動の原動力ともいえるのだ。それを理論的に説明するのは無理なことだってあるはずだ。例えば、小さい子供がお母さんに聞く。なんでお父さんと結婚したの? 論理的に説明できるか? (例えが悪いって?)
論理的に説明すればするほど相手が激高するようなことってあるだろ?これは私の周りで多いというだけのことかもしれんがな。
確かに、日本人に、論理的な説明を聞き入れようとしない傾向はあるにしても。
最後に人を動かすのは心にある情緒ともいうべき部分だと思うのだ。
だから、論理の中に情緒も組み込んでほしいと思ったりもする。たいていそんなときは時間との勝負になって、時間切れになるのだけど。
彼はエコノミストだ。でも日本は経済だけで動いてない。ここが難しいところ。
そこら辺が摩訶不思議なように見えるのだろう。
彼の強みであり最大のウィークポイントは論理的な思考をすることだと思う。世の中の多くの人は論理的な思考だけをしているわけではない。また、論理の中には人の心が入っていないように思われている。
お金がないと大変なんだよ。と彼流の言い方なんだろうが、それは多くの人には届いてない。(のか?)
我々の生活の基盤は安定した経済にこそある。そしてそのためには、大前氏の言うような政策や、経済の動きを真剣に考えなければ、日本の行く先は・・・。
バブルがはじけてから日本は再生していないような言い方がされている。
それはなぜ?
都市国家を目指す国が良いというが、、、、どんな都市国家を目指すのが良いのだろう。
余談であるが日本の経済が没落を表したようなできごとがあった。
G20の会議がロンドンであった。その会場には世界の時間を示す時計が置かれていたのだけど、極東は今までなら「Tokyo」が表示されていたらしい。ところが、「Beijing」が極東の標準時となったのだ。
おしまぃ。