そこまでやるか・・・。というようなできごと。
日亜化学という四国徳島のメーカが窒化ガリウムによる青色ダイオードの発明で有名になったのは、もう10年ぐらい前のことだったろうか。中村修二氏が在籍中に開発した技術により青色ダイオードは低価格高性能化がすすみ普及したといわれる。
その後、中村修二氏と日亜化学は特許を巡り対立。裁判となり東京高裁で8億4千万円で和解した。
日亜化学は特許維持費年間517万円の価値もないと判断し特許放棄という次第になった。
現在の製法には、本特許は使用してないというのもあるらしい。
中村氏に対する気持ちを表すにしても、なんとも子供っぽいことをしたと思う。
そこまでお互い嫌っているということか。
この争い。中村氏の言い分もあるし、日亜化学の言い分もあるけど。
わたしはどっちもどっちだと思った。
価値基準が違うと思うのだ。
新しく何かを発明したり創造することよりも、まわりの人間との調和のほうが重要な社会、例えば日本と。
新しく発明したり創造することは、他者との関係よりも重要だという社会、例えばアメリカ。
どちらがより成熟した社会かといえば前者だとわたしは思う。
ただ、江戸時代の日本の船のように、技術の進化を法規制で止めるような世界は好きでない。
わたしは技術の進歩にロマンを感じているのだ。
・・・江戸時代、日本の海運に使われた廻船は帆が1枚であることを幕府から決められていた。幕府崩壊までそれは変わることがなかった。もし、日本でも帆船の開発競争があったらと大航海時代後半は日本の時代だったかもしれないのだ・・・
話しが脱線した。
日本の技術者が一般的にあまり恵まれていないと言うのは本当だと思う。
でも、普通の技術者に開発費を与えても中村修二氏にはなれない。
天才技術者(研究者)を発掘するのは容易ではない。
天才であることを証明できる場を与えられた幸運はあったにしても才能に対する対価を考えたら、和解金額8億4千万円は・・・・安い。
開発リスクを負うのは開発者本人ではなく、経営者ということなら。
(開発失敗したら開発費は残りの人生で返しますとかいうならそういうわけでもないが。)
和解金額8億4千万円というのは・・・・高い。
自分が天才になれるかもと思う人は、今回の金額の和解金額は安い。
世の中の技術者、または技術者になろうとしている人からすると、大きな夢を与える意味でも、一人の天才技術者に対する評価(対価)はもっともっと高くて良いと私はおもう。
どうせそんな人間は簡単にでてくるわけないのだから本気で心配することはない。^^;
今回の最初の裁判で200億の和解金額を東京地裁は認めた。認めたことはすごいと思う。
いつの日か同じような裁判が起きることがあるだろう。
そのとき、社会はどんな判決を下すだろう。
そんな天才がでてくることを、まずは望むとしようか。
おしまぃ。