はじめての言語学
黒田龍之介 著
講談社現代新書
言語学とは何かの入門書にはなるだろう。
言語に興味を持ち、これから勉強するか進路に悩むような時に読むと良いのかもしれない。
この本の中に、日本語の起源はドラビダ語だという説を否定するところがあるが、それを読んでやっとわかった。言語学とはとてもかっちりと極めて論理性が高く構築された世界だということ。そしてその論理は大野氏の考えとはかけ離れていることを知った。
音韻の対応についておかしいというももっともだが、では何故説得力があるのか。日本語の起源を考えてみた大野晋氏の研究が正しいと思う根拠は何か考えて見た。
昔30年ぐらい前、NHKで大野氏がインドまで行き、村の小学校で言葉を発音している映像を放映したのだが、それは日本語の五十音「あいうえお」とソックリであったことを記憶している。この映像をみて日本語と関係ないとは言えないだろーと強く思ったことがある。 正確には音韻が違うなどと言うのかもしれないが、それに意味などあるのだろうか? そのくらいその映像はショッキングなものであった。
音とは音声学などで言われるような発声から分類されるものではなく、聴く側の能力により分類するものだと思うのだ。当然人によっては分類できない音がでる。顕著な例では英語の「R」と「L」を日本語では分類できないし、聞き分けるのもむずかしい。第2フォルマントの位置がなどというがそんなのちょっとノイズがのれば消えるような話である。
日本にドラビダ語の影響があるのは間違いないと私は思う。大野氏の説を支持する側である。
それは言語学の話ではなく、文化的に似たものが多いというのがその証拠ではなかろうか。それを補強するために言語学を利用しても、純粋な言語学からはちょっと論理性にかけるというのも納得できる話である。
話がおおきくずれてしまったが。
この本を読んで、言語学というのがどういうものか少しだけ垣間見えた。そういう意味で良書だと思う。
つまりその。大野氏の本に影響されて言語学を学ぶのはちと大変かな・・・と思った。
おしまぃ。

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